忙しいからこそ、立ち止まれ。

あなたは毎日なんのために働いていますか?

あれもやりたい、これもやりたい、本当はやりたいことはたくさんあるのに、いつも仕事で忙しく、休みになれば疲れてやりたかったことを先送りにして、いつのまにか諦めてないですか?そのやりたいことは、本当にやりたいんでしょうか?

これは以前の私の自問です。東京から阿蘇に移住して、今、限界集落の山奥から都会の暮らしを見返すといろいろ思うんです。

とにかくいつも心ここにあらずだった自分。生活のために必要だという思い込みで支払っていたお金。必要だと思って時間をとっていた仕事。必要だと思って付き合っていた人間。

でも今、それらの一つもやっていないのにむしろ俄然幸せに生きている。

「自分に本当に必要なことを見つけるには、一度全部捨ててみるといい」というのは本当なんです。本当に必要なもの、大切な友人、やらなきゃいけない仕事が自ずと見えてくる。ぜーんぶ捨てて自分がワクワクするやりたいことから始める。軽くて最高ですよ。

何事かをなしとげるのは、強みによってである。

ドラッカー「プロフェッショナルの条件」

情報化社会と言われる今、インターネットが普及する前に比べ、人が1日に触れる情報量は500倍にもなったと言われるんですが、そうなってくるとそれらを全て吸収しつづけるのは絶対に無理なわけです。次々に新しいものが出ては消え、次に出たものを追い回しているうちに、もっと新しいものが出て今度はそれをめがけてみんなが熱中する。そしてそれらについていかないと、乗り遅れるという強迫観念・・ホント疲れます。

すぐに効果のあるものは、すぐに効果のなくなるものなんです。

しかもその新しいものというのは大抵海外からやってきます。悔しいことにそれらに頼らざるを得ないほど素晴らしいものばかり。世界は宗教とビジネスで動いている。欧米は侵略して独占するつもりはなくても、ビジネスで効率化を追求した結果、弱きものは強き者に従うしかない流れになってきています。超格差社会の到来です。

日本人はいつのまにか消費者ばかりになって、生産者として産み出す力が失われたきたように思いませんか。私も東京でそんな人間の一人だったに違いありません。もちろん一部の優秀な企業は素晴らしい価値を産みだしていますが、それはほんの一部。日本独自の素晴らしいものが開発されるというのは、SONYの凋落が示すように、どんどん少なくなっているんです。

さて、何が言いたいかといえば、これからの時代本当に必要になってくるのは、次々に新しく変化していくものを消費して満足したり、全ての使い方をマスターすることではなく、

常に変わっていく変化の中で、何が自分にとって必要かを判断するための、変化しない自分だけの軸だ

ということです。

自分とは何者なのか?どんな強みと弱みを持っているのか?人にはない何を持っているのか?世の中にどんな価値を産み出す義務があるのか?

企業で言えば理念です。私もこれまであらゆる会社の社員として、時には経営コンサルタントとして一般企業の中にいたことがありますが、そこで感じたのは

理念のない企業が多すぎるということ。

大抵のダメな会社には、黄ばんだ会社の理念と社訓が埃をかぶった額に入っていて、景色化して誰も見なくなって、その存在すら忘れ去られている。そこには創業者の熱い想いが詰まっているというのに。そんな会社ではもちろん神棚の意味も失われ、お祀りされていない。ご利益のある神様だったはずが、いつのまにか貧乏神に取って代わられているわけです。

それでも私は、「会社に理念があっても社員に伝わっていないだけなのかもしれない。」あるいは「社長が理念をどのようにして見つけたら良いのかがわからなくなってしまっているだけかもしれない。」「理念という言葉の意味がわからないだけで、もしかしたらミッションと言えば伝わったのかもしれない。」などとそれらの疑問を上司や社長に訴えたのですが、理解してもらえた社長は一人もいなかった。今目の前にあることをやれば良いと。

上司や社長にもプライドがありますから、いち社員、いちコンサルタントにそんな偉そうなことを言われて「うん」というわけはないので当たり前ですが。

でも、なぜ経営者やリーダーはそうなってしまうのか?

それは

広い世界の中で自分がどんな存在であり続けるべきかを、立ち止まって疑問を持とうとしないからです。

次々に変化していく世界に対して、自分はそのままでいればいいという思い込み。世の中が変わるんだから、そこに合わせてすこしづつ進化していかなければならないはずなのに。

さらに本当の自分を知らないから、必要なものもわからない。手を結ぶべき相手もわからない。何を世の中に主張していいかわからないんです。手当たり次第に出会ったものを試すのは、海岸である一粒の砂を探しているようなものです。

忙しいからこそ立ち止まって考えてもらいたい。一体なんのために社員と共に働くのか?そして自社ができる最も得意なものはなんなのか?そのあなただけの強みこそ、変えなくて良いポイントなんです。

神社に行って禊祓い、鏡を見ればあなたが映ります。

それはあなた自身があなたの最も頼りになる神さまだということです。

今あなたがやらなければならないと思い込んでいるほとんどの仕事は、残念ながら近い将来、コンピューターの技術にとって変わられます。そしてそのインターネットの次に来る世界で生き残るために、今必要なのは

忙しさから抜け出し、日本や自分のルーツに触れ、やり方ではなく、不変のあり方を見つける

ということです。

どのように世界のビジネスに負けない独自の働きをしていくか。歴史を学んで、徳を積み、その先に商売を繁盛させて儲けを出し、それを再び世の中に還元することで大きく社会に貢献するリーダー、つまり世のため人のための起業家が必要なのです。

そんなことで再び、私は九州で日本文化を学びなおしながら、そこから得た気づきを共有し、仕事に結びつけていく勇気ある仲間たちと”田舎ビジネス道場”やリベラルアーツを学ぶコミュニティを立ち上げる。もちろん私一人ではできない。熱い気持ちを心に秘めた、あなたとの出会いが必要なのかもしれない。

ABOUTこの記事をかいた人

山奥に移住したITマーケティングコンサルタント。コールセンター、宝石商、旅館などあらゆる業界に従事した経験から、IT×マーケティング×神道を基本に、個人・企業の事業を遠隔支援。「我がまま人生実現をサポートし、日本を明るくする」を使命に情報発信中。